血圧や血糖値にも季節変動があることが知られていますが、実はLDLコレステロール値も冬場に上昇しやすい特性があります。これには気温の低さに伴う交感神経の働きや、季節による食事内容の変化、基礎代謝や運動量の低下などが影響すると言われています。
LDLコレステロール値が高いと、血液は粘度を増し血栓ができやすくなります。このような背景から、冬は心筋梗塞や脳梗塞などの「血管事故」の発生条件が増えてしまうというわけです。
血栓には3つのタイプが存在?コレステロールとの関係は?
白血病の発見者として知られるドイツの医学博士・Virchow(ウィルヒョウ)が提唱した、Virchow’s triad(Virchowの3要素)によると、血栓には3つのタイプが存在すると言われています。
1)血液成分の変化(脱水や加齢由来、妊娠出産による凝固因子の活性化)
2)血流の変化(血液のうっ滞や血管の圧迫による血流の緩慢)
3)血管内皮細胞の変化(喫煙や生活習慣病などの原因で血管内皮細胞が傷つく)
(1)〜(3)のどれもが加齢や生活習慣など、いくつかの要因が複合的に絡み合って進行(変化)するものです。とはいえ、遺伝や加齢は非可逆なもの。つまり、LDLコレステロール値を過度に上昇させない生活習慣を心がけることが、最善の対策と言えるのです。
冬の生活習慣が与えるコレステロール値への影響は?
肥満や高血圧、糖尿病などの疾患があると、動脈硬化(アテローム性動脈硬化)が発症しやすいと言われています。そこに季節性の要因が重なると、おかゆ状の粥腫(じゅくしゅ=アテローム)が形成されやすくなり、その結果、いくつかの段階を経て血栓ができてしまうのです。
・適度な運動で代謝を上げる
余分なエネルギーは、運動で代謝させるのも良い方法です。基礎代謝が高まる冬なら、少しの運動でも効果が出やすいもの。積極的に外にでてウォーキングなどの軽い運動を心がけてみてください。
睡眠の質やメンタルにも良い影響を与え、季節性の気分の落ち込みを解消してくれる効果も期待できますよ。
・実は盲点!冬は気を付けて水分をこまめに摂取する
加齢に伴い、体内の水分量は低下してしまう傾向があります。また冬は乾燥のため、体内が乾燥しやすい季節でもあります。血液中の水分が減り濃縮されてしまうと、おかゆ状の粥腫(じゅくしゅ=アテローム)ができやすくなってしまいます。こまめな水分補給を心がけるようにしてくださいね。
・過食に注意し、血液をサラサラに保つ食事を心がける
冬は寒さのせいで身体はストレス状態におかれているため、脂質や糖類などの報酬系を脳が欲し、過食となりやすい傾向があるのは否めません。このような時は、カロリー密度(CD)の観点から食品を選び、満足度を上げながら過食を抑えるようにすると良いでしょう。
カロリー密度とは、食品1gあたりのカロリーを比較したものです。例えば、極端な例ですが水は100ccであっても0kcalで、牛乳(濃厚牛乳)100ccあたりは73kcalありますよね。同じ質量を摂取してもエネルギー量が異なるため、かさが大きくカロリーが少ない食品を選ぶと、トータルカロリーの低減に繋がるので、うまく活用することがお勧めです。
また、食物繊維を豊富に含む野菜は質量・重量に対するカロリーが低いため、食事の質と満足度を底上げする助けになります。
また野菜ジュースの中には、コレステロール低減に効果が期待できる飲料もあります。
水分と食物繊維も豊富に含むため、頼りになる存在であると言えます。
野菜のチカラでLDLコレステロールを下げる!
8種類の野菜と2種類の果物を使用。コレステロールを下げる野菜のチカラ(SMCS)を含んだ、日本で唯一※の特定保健用食品。1日2缶飲み続けることで、3週間目以降からLDL(悪玉)コレステロールを低減することが確認されています。
※自社調べ、国民健康栄養調査 令和元年11月版
ご愛飲者の声
食生活のコントロールのために続けています。Y.I様(女性)
コレステロール対策の、トクホを取った商品というのを新聞広告で見て購入しました。青臭くもなく好きな味で、生野菜を食べるように飲んでいます。
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