生まれたばかりの新生児は体重の約8割が水分。加齢とともにその割合は低下してゆき、60歳を超えると5割近くになると言われています。年齢とともに現れる見た目の変化は、この水分量の減少が大きな原因のひとつとされています。また見逃しがちですが、実は骨も20~25%が水分と言われており、保水力の低下が骨粗鬆症の一因になることも。
体内の水分量低下を防ぐには、まず水を少量ずつ1日数回に分けてとることを習慣にしましょう。大切なのはコーヒーや紅茶などの飲料ではなく、白湯や常温の水を摂取すること。冷たい水を大量に摂取すると、内臓の働きを弱め、かえって水分を排泄しすぎたり、逆に無駄に水分を溜め込んで身体を冷やしてしまうなど、体内の水分量や循環の均衡を崩す原因になる場合もあります。
暑くなると汗をかく機会が多くなります。汗は水分とともにナトリウム等の電解質を排出してしまいます。汗をかく季節には、喉が渇く前に水と一緒に塩分や糖分を補給することが、熱中症予防にもつながります。
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