健康関連事業に携わる社員がまず"健康であるべき"との考えのもと、社員の福利厚生施設「サンスター心身健康道場」が1985年に開設されました。この想いは、サンスターグループ創業家二代目であり、オーラルケア事業をはじめとしたグローバル企業としてサンスターが成長する礎を築いた、金田博夫の切なる願いでもあります。その背景には、高い志を持ちながら自分自身の健康に悩んだ、氏の実体験があります。
現代生活はストレスに溢れ、不規則な生活と栄養バランスの偏りが生活習慣病を引き起こす等、小さな負の連鎖が大きな疾病のきっかけになる可能性をはらんでいます。
若い頃は無為無策(むいむさく)でやり過ごせても、壮年期に差し掛かるころから体力の低下を感じ、中年期以降その傾向が一層強くなることを、身に沁みて感じる方も多いことでしょう。自身の生活習慣を見つめ直すことで、私たちの健康、そして生活の質(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)が格段に向上することは、真実として誰しもが知るところです。
「サンスター心身健康道場」は、忙しい日々の中で忘れてしまいがちな「食生活や心身の歪み・クセ」に気づくことが、健康への第一歩と考えています。その気づきをもとに、『食事・身体・心』それぞれの角度から健康維持・回復へアプローチし、人間が本来持っている真の健康力(自然治癒力)を取り戻していく場所なのです。
サンスター 心身健康道場への入門者は現在8200人(※)を超え、その体験を通して、自身の生活習慣のクセや歪みに気づき、食養生を始めとした様々な健康法を実践し、その後の健康づくりに役立てています。
カリキュラムの核となる食事は、肉・卵・乳製品などの動物性素材は一切摂らない玄米菜食。1日1200kcalという「低カロリーでありながら栄養・滋養に富んだ食事」で、腸を健康にすること、そして長く続けられるよう様々な工夫がなされたレシピです。朝は道場オリジナルレシピで作る青汁1杯を頂き、腸を休ませます。昼と夜は美味しく楽しめる玄米菜食のメニューで、身体を内側から健全な状態に戻していきます。
その他、身体のバランスを整えるために行う整体運動・均整ストレッチや、有酸素運動のウォーキング、自律神経のバランスを整える冷温交代プログラムなど、身体・心の面からも包括的に見直し、体調の更なる改善につながる内容が盛り込まれています。
※2014年3月までの延べ人数
サンスター心身健康道場の食事のポイントは玄米菜食と青汁。
玄米菜食やふんだんに用いられている緑色野菜の機能をさまざまな角度から検証しました。