突然ですが、みなさんの住んでいる街はどんなところですか?
生まれ育った街に住む人もいれば、何か理由で選んだ街に住む人もいるでしょう。そしてそのいずれの場合であっても、住みやすく治安のよい街であるよう願っているのではないでしょうか。
実は、腸内環境でも同様のことが起こっているのです。
100兆個を超える腸内細菌が住まう腸内環境を、巨大な都市にたとえてみましょう。腸内細菌たちが生活する上で快適な場所であるためには、宿主である私達一人ひとりが腸内都市の長として、腸内細菌の営みに活気を与え、治安を守り、万が一のトラブルに備えた工夫を重ねゆく必要があります。
それは決して、腸内細菌のためだけではありません。
宿主である私達が、腸内細菌たちに対し、住みやすく居心地のいい環境を提供することで、腸内細菌は私達の健康維持に必要な栄養を産生してくれるのです。つまり人と腸内細菌は、共存共栄の関係にあるのです。
健康道場が推奨している「腸活」と「腸育」は、腸内環境都市における、いわば「街おこし」のような活動。10年先の健康を見据えつつ、今をはつらつと生きる。そのためには、腸内環境をより良く保ち、腸内細菌たちのチカラを借りる必要があります。私たちと一緒に「腸活」と「腸育」に励んでみませんか?
日々の食事を通して、腸内に有益な菌を届けること、あるいはすでに住んでいる腸内細菌に栄養を与えて元気にすることを一般的にも「腸活」と呼ばれますよね。サンスター健康道場では、玄米菜食や青汁などの食事法を「腸活」の1つの手段として、実践的で有益な情報を皆様にお知らせしています。
腸内細菌が暮らしやすく、働きやすい腸内環境を整えることを、サンスターでは「腸育」と定義しています。
腸内細菌の居心地が良い腸を育む成分として、サンスターが注目し研究しているのがラクトフェリンです。元々は「ラクトフェリンが、天然の抗菌成分として歯周病菌に効果があるのでは。」と考え、研究に取りかかり、2001年からは食品としても研究を続けてきました。
鉄と結合しやすいラクトフェリンは、腸内の悪玉菌から鉄を奪いとり、その生育を抑制する働きがあります。さらに、整腸作用で知られている善玉菌のビフィズス菌を増やす働きもあり、この2つの働きで腸内細菌のバランスを整えることが分かってきました。
腸は、消化や吸収だけでなく、食物と一緒に入ってくる病原体の感染・拡大を防ぐ人体最大の免疫器官。食事や運動で、腸を整えることに加え、貴重な成分をサプリメントなどで効率良く取り入れることで、より良い腸内環境に改善し、その良い腸内環境を維持することが、これからのわたしたちの健康のために大切です。