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[健康道場ツアー] 熊野セラピストと歩く、世界遺産・熊野古道
『健康関連事業に携わる社員がまず健康であるべき』という社是のもと、企業活動を続けるサンスター。人々の健康の増進と生活の質を向上のため、”気づきの場”としてお客様と触れ合うイベントを様々行っていますが、中でも健康道場ツアーは大変人気が高く、開催を心待ちにしてくださるお客さまが多いイベントです。
2017年5月に開催された健康道場熊野古道ツアーに、健康道場Web編集担当Oが潜入取材。実際に参加することで感じた「新しい気づき」を添えて、ツアーを前後編にわたりレポートいたします!
後編はこちらから>>
いまや国内屈指の人気スポットとして、日本のみならず世界各国から観光客が訪れる世界遺産・熊野古道。雄大な自然に囲まれた美しい景観の中に、熊野本宮を中心とした信仰のシンボル的存在を有し、その神秘性と荘厳さから訪れた全てのひとを魅了しています。
地域固有の観光資源を活用するニューツーリズム(※1)を推進する政策面の動きにおいても、大変注目を浴びる熊野古道。近年の人気を支えてきたのが、特定非営利活動法人 「熊野で健康ラボ」であり、一般社団法人「田辺市熊野ツーリズムビューロー」。今回パートナーとして、サンスターが主催するヘルスツーリズムイベント・健康道場ツアーをバックアップしてくれています。
※1……地域の観光資源的特徴を活かし、エコツーリズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズムなど、多様化する旅行者のニーズに即した観光プランを提供すること。
今回ツアーを担当頂いた、熊野で健康ラボ 代表理事 健康運動指導士の木下藤寿先生、熊野セラピストの須川亜紀さん、西浦康代さん。地形・気候・環境など現地に精通したプロフェッショナルが古道の旅を安全に導き、熊野に伝わるいにしえの物語や自然の植物についてなど、興味深いお話をたくさん聞かせてくださいました。
いにしえに思いを馳せ山道を歩く。知的好奇心を刺激するひととき
当ツアーに参加する方々は主に、関西方面から電車で田辺市入りするチームと、南紀白浜空港経由で現地入りするチームの2つ。空港でピックアップ頂いた後、全員がJR紀伊田辺駅で合流します。
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JR紀伊田辺駅。レトロな造りのオシャレな駅舎です。昭和7年に完成したものだそうですが、近々改築を予定しているとのこと
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駅前に鎮座する弁慶像。歌舞伎演目「勧進帳」などで名を知られる弁慶は、紀伊田辺に出生したという説が有力で、田辺市のシンボルとして人々に愛されています
初日の行程は「滝尻王子から近露王子」の散策ルートを参加者全員でウォーキング。
まずは熊野参詣道中辺路(なかへち)ルートの玄関口である「滝尻王子」最寄りの「熊野古道館」で、熊野古道のあらましについて耳を傾けた後、法螺貝(ほらがい)の音を鳴らしてウォーキングをスタート。否応にも気分が盛り上がります!
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熊野古道の歴史や概要、ツアー行程について解説。このあと参加者同士の簡単な自己紹介などもあり、すでに和気あいあい楽しい雰囲気に
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熊野古道の入り口となる「滝尻王子」。熊野古道沿いにある神社には、皇族・貴人の熊野詣に際して先達を務めた修験者の名にちなんで「○○王子」という名がついているそう
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まずは参拝。参加者全員で、旅の安全を祈願します。その後、法螺貝の音を鳴らし、ウォーキングをスタート!
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ウォーキングの途中にストレッチなどの軽い運動を。澄んだ森の空気を身体の中にいれ、リフレッシュしながら歩を進めてゆきます

「滝尻王子から近露王子」ルートは、通常、歩行距離13km・所要時間7時間30分とかなりハードなコースですが、健康道場ツアーでは、途中昼食休憩やバスでの移動(ちょっとずるい?笑)を挟みつつ「牛馬童子から近露王子」を中心に歩行距離1.3Km・所要時間3時間30分程の、いいとこ取りのプログラムに構成されています。
途中急傾斜な箇所もありますが、歩の進め方や脈拍が上がりすぎによう、熊野セラピストのみなさん・サンスタースタッフさんたちが、参加者の歩みを陰ながらサポートしてくれました。
玄米菜食って、びっくりするほど満足感がある!
初日の昼食休憩は、有名な「霧の郷たかはら」で!世界最大の旅行者口コミサイトTtripAdvisor(トリップアドバイザー)でも高く評価され、海外からのお客様の多い場所です。私たちが昼食を頂いた時間にも、一般のお客さまが多く訪れていました。
オーナーの小竹治安(しのじあん)氏協力のもとプロデュースされた健康道場ツアー用特製玄米菜食ランチには、地野菜や山菜をふんだんに使われていて、みなが舌鼓を打ちました!旬の食材や自然の恵みへの感謝の気持ちを口々に過ごす、楽しい時間。またトータルで600kcal前後とは思えないほど品数も豊富で、満足感があることにも驚きです。
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霧の郷たかはら外観。高台から望む雄大な紀伊の山々も絶景です
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オーナーの小竹治安(しのじあん)さんと、熊野セラピスト・須川亜紀さん。健康道場ツアーにゆかりの深いお二人に、熊野に自生する山菜やお食事メニューについて伺いました
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炒り玄米をおかゆに仕立てた霧の郷たかはらオリジナルのメニュー。香ばしく豊かな味わいに仕上がっています
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天ぷらを主菜に、季節の山菜をふんだんにつかった副菜が様々並んだ豪華なお食事。600kcal程度と低カロリーですが、満足感も栄養のバランスはGood!
オーラルブラッシング講座と個別食生活相談
ウォーキングプログラムを終え、ホテルに到着した後には、サンスターさんらしいプログラムが準備されていました。
ひとつめは「オーラルブラッシング講座」。
お口の健康のこと、お口の健康がいかに全身の健康に影響を与えているか、などのお話を伺います。
食事同様、お口の健康は毎日のことですが、意外と知らないことが多いという事実!私を含め、参加者のみなさん、新しい気づきが多かったのではと想像しています。何を隠そう私も知らないことばかりで……。
もうひとつは「個別食生活相談」。
こちらはツアーに参加する申込みの段階で、ある1日の食生活についてレポートを提出しておくのですが、その1日の食生活だけでも、わかることがたくさんあるそうです。
健康道場ツアーのお食事メニューを監修している、サンスター健康道場グループの管理栄養士・田北史織さんが、お一人おひとり食生活をつぶさにチェックしてくれます。
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サンスター財団の歯科衛生士さんが、毎日の口腔ケアに役立つ知識をレクチャー
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このツアーに帯同している、サンスター管理栄養士の田北さん。お食事面でのお悩みについて的確にアドバイス
大塔川の清流を望む、山水館 川湯みどりや
宿泊先である「山水館 川湯みどりや」さんでは、初日のお夕食、翌日の朝食、そして熊野川の支流大塔川(おおとうがわ)から湧く豊かな源泉をかけ流した天然温泉を楽しみます。 宿泊するお部屋から望む景色は、川の対岸にある杉木立を借景が美しく、清流の流れる音と鳥のさえずりを聴きながら迎える朝もまた格別の旅館です。
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客室からの借景。深い緑の色に癒やされます
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窓の外に流れる大塔川の川縁にみどりや専用の露天風呂が設置されています。川縁を掘ってお風呂を自作することもできるそうです。すごい!
お夕食の前には、サンスター健康道場ブランドチームリーダーである、鶴見さんのご発声で梅酢ソーダ割りで健康的に乾杯!運動をした(そしてお風呂を楽しんだ)後のお食事は、また気分が良いものですよね!
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健康道場ブランドチーム・鶴見さんと一緒に梅酢ソーダで乾杯!
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本日の献立。驚くほどの品数がありますが、これでも700Kcal以内に抑えられているそうです。驚き!
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メニューから楽盛と預け鉢。盛り付けも美しく、眼福感があります
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焼物は、大塔川の河川敷の石を料理長自ら拾い、割れないように油に入れ一工夫。自然素材の素晴らしさを器でも表現されています
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食は旅の楽しみということで、洋采にはなんと伊勢海老!玄米を用いたさっぱりソースが滋味深く、伊勢海老の味わいを引き立てていました
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留椀とご飯。南紀白浜の特産である梅を添えて。塩分のとり過ぎにならぬよう、十分に塩抜きされており、細かい配慮が嬉しい
このようにサンスターさんの厳しいカロリー・塩分量制限の範囲の中で、料理長が腕によりをかけたメニューの数々を供してくださり、目にも麗しく、食べて一層満足する玄米菜食のお食事を頂くことが出来ました。 お腹も大満足です!
この日はこうして盛りだくさんのプログラムを終えた後、川のせせらぎを聴きながらぐっすりと就寝。
2日目のプログラムは後編のレポートに続きます!
2017年5月26・27日
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