「自分が行きたいと思う場所を実現したのがクアビオです」と話す、オーナーの宮田喜代美さん。ご自身の体験から、体は食で変えられると実感した宮田さんは、標高1200mに位置する草津温泉に、マクロビオティックの食事や、ファスティング_（※）が体験できるホテル、クアビオをオープンしました。おしゃれにデザインされた空間で、DVDを鑑賞したり、本を読んだりと体を休めることはもちろん、ノルディックウォーキングやゴルフなどアクティブな時間を過ごすことも可能。温泉にゆっくりと入り、体が喜ぶヘルシーな食事に舌づつみ。そんな贅沢な時間を満喫できることも、クアビオが愛されている理由の一つです。

※ファスティング……ファスティングは英語のfast(断食する・絶食する・精進する)の名詞形。つまり一般的に「断食」「絶食」を意味します。クアビオで行われるファスティングは、単純な絶食とは異なり、食事を特製ジュースなどに置き換え、必要最低限のカロリーやミネラル・ビタミンを補給しながら、身体への負担が少ない安全な食療法を指しています。

2,000坪の敷地に建てられたクアビオの客室数は11室。宿泊できる人数は最大22人と、プライベートな空間をとても大切にしています。高い天井が開放的な気分を演出してくれるラウンジや、陽光がたっぷりと降りそそぐレストランなど、「心も身体もリラックスできるように。」というホテル側の思いが伝わります。オリジナルのルームウエア＆シューズも用意されているので、まるで自宅にいるような感覚で過ごせるのも魅力。各客室にはアロマディフューザーも備えてあるので、好きな香りに癒されながら、のんびりとくつろげます。

クアビオをオープンするにあたって、草津に決めた大きな理由の一つは温泉。日本三名泉である名湯・草津温泉のなかでも、クアビオ周辺で湧き出る「万代鉱源泉」の源泉を100％掛け流しで引き入れ、湯治の効果もしっかりと楽しめます。浴場は広大な国有林に面しており、目の前に広がる開放的な景色が印象的です。雄大に広がる浅間山の景色を堪能しつつ、草津の名湯に身をゆだねる贅沢は、まさに大人の楽しみと言えるもの。

慢性婦人病や冷え性など、さまざまな効能がある草津の湯。
なかでもやや酸性の強い「万代鉱源泉」は肌のピーリング効果も

クアビオに滞在する人々のもう一つのお目当ては、草津近郊で採れる地野菜と旬の食材で作るマクロビオティックのお食事です。６年前にホテルがオープンして以来、キッチンで腕を振るうシェフの佐藤さんもマクロビオティックに魅了された一人。「私もマクロビオティックの食事に変えて、これまでずっと過食気味だったと気付きました。食生活を変えることで、とても元気で健康になりました」と佐藤シェフ。コースで頂く夕食は、見た目も美しく、食べごたえも充分。食事を有機人参を使った特製ジュースに置き換える２泊３日のファスティングコースも人気があるとか。

アクティビティでは、自然豊かな草津の山を歩くノルディックウォーキングもおすすめです。プロのガイドさんから草津の自然に関する話を聞きながら、森林を散策。樹木などが発散する安らぎの成分「フィトンチッド」をたっぷりと浴びながら楽しむウォーキングは、心も身体も癒してくれます。草津周辺には白根山や芳々平などのウォーキングスポットがあり、自然が好きなアクティブ派に最適な場所です。近隣にはゴルフコースもあり、男女問わず大人が楽しめるリゾート地としての一面も。

ホテル内での癒しをお求めなら、エステルームへ。身体の再生をコンセプトにしたさまざまなメニューを受けることができます。なかでも人気があるのが女性専用メニュー「バウエル腸セラピー」。ハンドマッサージで優しく腸を刺激し、溜まったガスや便秘の解消をサポートします。マクロビオティックのお食事と合わせて腸内ケアすれば、更にお腹がすっきり。

「不調が続いた時期があって、体調回復のために、さまざまなことにトライしました。結果、辿り着いたのが食事療法です。それをもとにクアビオを作りました」とオーナーの宮田喜代美さん。「昔から断食道場みたいなものはありました。でも、やっぱりおしゃれで居心地の良いリゾートのような空間で、体質改善に取り組んで欲しいと思って。そして、私自身、そういう場所を求めていたんですね」。今年でオープンして６年。今では、美容業界で活躍する女性たちのリピーターも多いそう。「クアビオが、皆様の食事や暮らし方などを変えるきっかけになればと思います。人の体は食べるもので変わりますから！」