生姜(しょうが)は、日本で現存する最古の医学書「医心方(いしんほう)」や「古事記」にも『薑(はじかみ)』という名で登場しており、食用のみならず薬用としても、古くから親しまれている食材です。
生の生姜がもつ独特の芳香と辛みは「ジンゲロール」という成分由来のもの。
「ジンゲロール」は強い殺菌作用があり、食中毒予防などに役立つ他、その爽やかな風味を活かし、薬味としても利用されています。
一方、冷えを改善したり免疫力を高める効果を期待する場合は、加熱または乾燥した生姜を摂ると良いと言われています。加熱によって「ジンゲロール」の成分の一部が「ショウガオール」という成分に変わり、「ジンゲロール」と「ショウガオール」双方の働きによって血流が改善されることが大きな理由です。
この有効成分「ジンゲロール」は、表皮近くに多く含まれていますので、皮を剥かずにまるごと使うほうがオススメ。どうしても皮が気になる方は、スプーンを使い、こそげ落とすように薄く皮を剥くと良いですよ。
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