骨盤まわりのお悩みは、男性に比べ女性に多い傾向があると言われています。理由は、お産の影響で靭帯・筋膜が弛緩や断裂を起こしたり、筋肉量がそもそも男性に比べて少なく、加齢に伴う筋肉の衰えが顕著であることなどが挙げられます。
また男性に比べ女性は、骨盤底筋が弱くなると尿失禁など引き起こしやすく、実は密かに悩みを抱えている方も多いという調査結果もあります。
骨盤底筋は、普段ほとんど意識することなく生活しているため、鍛えようという意識が働きにくい部分です。裏を返すと、ほんの少しでも意識していると、変化が現れやすい部分でもあります。
そこでオススメなのが、ケーゲル体操。
ケーゲルとは、日本語に直すと「骨盤底筋」を意味し、骨盤の内側に沿うようにして存在する筋肉群のことを指しています。
産前産後、QOL(Quality of Life=生活の質)を、保つ目的で妊婦に指導される運動です。
【手軽な体操のご紹介】
床に仰向けに寝転がり、両足を肩幅に開きます。その状態から膝を立てて、腰を浮かせて身体が一直線になるようなポーズを取ります。この時、お尻の穴や膣が身体の中に引き上げられるような感覚を意識するようにしましょう。意識を集中し10秒間程度キープして、すとんと力を抜く。これを3~5回程度繰り返してください。
仰向けのポーズで骨盤底筋の位置をしっかり意識できるようになると、立位の際も簡単にエクササイズができるようになります。電車の待ち時間などにも、立ったままで、同じように骨盤底筋を身体の内側に持ち上げるようなイメージをして、エクササイズみましょう。きっと上手く鍛えることが出来るようになるはずですよ。
関連記事
- 【twitter】
- 【facebook】
- 【mixi】