musubi（結び）とは心と身体を結ぶ、人と人を結ぶ、自然と人を結ぶという意味であり、食べることや身体を使うことを通して、自分の心と身体を大切にするということがコンセプト。店内では、身体に優しい食事やスイーツを楽しめるほか、シャワーやロッカーを備え、ランニングステーション^（※）やランナー同士のコミュニティスペースとして利用できます。

※ランニングステーション……ロッカーやシャワールームなどを備えた施設のこと。ビジネスマンが仕事の前後にランニングを行うときに利用するため、オフィス街を中心にこのような施設が増加している。

地産地消をテーマに身体にやさしい料理を提供

カフェではできる限り、地元や周辺地域の野菜を使用。スタッフが畑で野菜を育てたり、大原の農家さんから直接仕入れる「作った人の顔が見える食材」を使い、その土地の食材の特徴を活かした料理が日々開発されています。「楽穀菜食ランチ」では食材はもちろん、だしもすべて植物性。かつお等の動物性素材は使わず、昆布だけで取っただしのほか、切り干し大根や干ししいたけの戻し汁、料理に使用した後に残った野菜くずを煮だして取ったスープも使われています。動物性素材は一切使っていませんが、素材を活かした味付けの料理は、ごはんが進みます。菜食の方だけでなく、「最近、食べ過ぎで身体が重いなあ」という方にもオススメしたいランチですね。

これならおやつを食べた罪悪感が減るかも!？

スイーツメニューは、アイスクリームで動物性素材を使うことがあるほかは、すべて植物性素材を使用。甘みは白砂糖の代わりにメイプルシロップやてんさい糖などを使う工夫も。「ほんとに動物性素材不使用なの？」と思うぐらい、リッチな味わいに。ヘルシーさはもちろん、美味しいから食べたくなるスイーツがそろっています。

荷物を預けてランニングや嵐山散歩へ

シャワーやロッカーを備えた2階はランニングステーションとして利用でき、ウェアとシューズを持っていけば、気軽に嵐山ランを楽しめます。ランニングにまつわる様々なイベントも行われていて、ビジターでも気軽に参加できます。また、重い旅行バッグを預ければ、身軽に嵐山散策に出掛けられるとあって、ランナーだけでなく旅行者にも好評です。

周辺にはランニング＆散策スポットがいっぱい

店の前は桂川サイクリングロードの発着点に。大阪・木津まで45キロ続き、途中、松尾大社や桂離宮などに立ち寄ることもでき、ランニングコースとしても人気です。また、天龍寺や渡月橋、野宮神社など、有名観光スポットも徒歩圏内に点在し、のんびりウォーキングしながら観光を楽しむことも。阪急・嵐山駅前には阪急レンタサイクルがあり、効率よく巡りたい方にオススメです。

ストイックに菜食を主張せず、たまたまカフェで注文したら菜食ランチや動物性素材不使用のスイーツだった……。そんな気負いのないスタイルが魅力。ランニングイベントも積極的に行われていますが、こちらも本格的なランナーのためだけでなく、初心者やビジターでも気軽に利用や参加ができるのがうれしいですね。