森を歩くと清々しい気分になり、心身ともに癒やされますよね。森林浴は心理的にだけでなく、身体的にも良いという事実が科学的に立証されているそうです。
その秘密はフィトンチッドという成分。耳にしたことがあるけど詳しいことはよく知らない……そんな方も多いかもしれません。フィトンチッドは森の樹木が発する揮発性物質で、強い殺菌作用と独特の芳香をもち、人体への好影響も多いとされています。
平成17年林野庁が発表した調査結果によると、3日間の森林浴の前後に血液検査を実施し、”抗がん三兄弟”として知られるNK(ナチュラルキラー)細胞内抗がんたんぱく質である、パーフォリン (Perforin)・グランザイム(Granzyme A,B 等)・グラニューライシン(Granulysin)の測定結果を比較したところ、いずれも増加が認められたそうです。つまり森林浴によってNK細胞が活性化することが実証されたということなのです。自然を求める人々の行動は、生命の摂理にあったものなんですね。日常生活に疲れたら、登山やトレッキングなど、自然の中に出かけて癒やしを感じてみてください。
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