夏は、喉が乾いて、ついついコンビニやスーパーで売られているジュースに手が伸びてしまう……という方も多くなる季節ですよね。
でもちょっと待って!今手に取ったジュースや清涼飲料水には、どれくらいの糖質が含まれているか……ということを、一度立ち止まって考えてみてください。
そもそも糖質ってなに?
糖質は、穀類やいも類、砂糖類等に含まれる、人のエネルギー源となる重要な栄養素です。
最近良く聞く「糖質制限」。砂糖にばかり注目しがちですが、そもそも糖質とは、炭水化物から食物繊維を差し引いたもの。つまり砂糖だけでなく、精製度の高い白米や小麦粉なども、糖質の多い食品であると言えます。
低糖質を選ぶ場合、糖質以外の栄養にも目を向けてみる
食べ過ぎや糖質の過摂取には、もちろん注意が必要です。
しかし間食には、低血糖を防ぐ目的や、食事で足りていない栄養素を補給する役割もありますので、ご自身に今必要なものを見定めて摂取することを心がけましょう。
例えば、肥満や血糖値が気になる人は、糖質オフあるいは低糖質飲料を選ぶと、身体への負担が少なくなります。
また、野菜不足の人はビタミンを豊富に含んだ野菜や果実のジュースを選ぶ、たんぱく質不足を感じている人は、無調整豆乳などの飲料を選ぶ、仕事中の集中力を上げたい時は、カフェインが適量入ったものを選ぶなど、その時々に応じて必要な成分は何か?ということに目を向けてみるのも良いでしょう。
糖質と同じく注意すべきはカロリー。間食の合計カロリーは1日の摂取カロリー10%以内に
ジュースや清涼飲料水は、いわば間食(おやつ)に分類されるもの。スナックやスイーツなどを含め、間食全体として摂取カロリーがオーバーしていないかを、飲む前に確認するとよいでしょう。
農林水産省「食事バランスガイド」によると、1日の間食量は、200kcalまでを1つの目安とするようです。年齢や性別、活動量によって多少異なりますが、概ね、成人の1日の摂取カロリー量上限は2000〜2200カロリーくらいです。食事からの栄養摂取をしっかり確保するためにも、ジュースや清涼飲料水など、間食で摂取するカロリーや糖質の量は、10%以内に収めるよう留意しましょう。
飲み方を工夫する
炭酸入りの清涼飲料水の爽快感が大好き!という方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、一般的な炭酸系の清涼飲料水には、ペットボトル1本(500ml)につき、40~65g(角砂糖10~16個分相当)が含まれていると言われています。これは、間食の1日の摂取目安200カロリーを、ゆうに超えてしまう量なので、注意が必要です。
最近は炭酸水(無糖)もコンビニやスーパーで手軽に手に入りますから、果実系のジュースを炭酸水などで割って飲むなどして、量を調整すれば、爽快感・満足感共に満たしながら、摂取するカロリーを下げることが出来ますよ。
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