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「ごま」にまつわるよもやま話。起源と歴史、日本伝来について

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「ごま」にまつわるよもやま話。起源と歴史、日本伝来について

日本でも馴染み深い食材のひとつ「ごま」。
和食・和菓子の材料として用いられることも多く、日本生まれの食材なのでは?と考える人も少なくありません。

意外?ごまはアフリカ大陸生まれ

ごまの原産地は、アフリカのサバンナ地帯という説が有力。約5〜6000年前、アフリカの人々が原生のごまを食用に改良したのが始まりだそうです。
その後、ごまの食用文化は中東やヨーロッパに広がり、さらにシルクロードを経由して中国、日本に伝来したと言われています。
日本でも馴染み深い食材なだけに、驚きの事実かもしれませんね。

古代エジプト・古代ギリシアでは薬としても使われた

古代エジプトでは、搾油した油を灯火や香料などに使用した他、卵や蜂蜜と合わせて滋養強壮の妙薬として用いていたそうです。
絶世の美女と謳われた、かのクレオパトラも好んだとされる文献もあります。興味深い話では、ミイラの保存にも、ごま油が用いられたことも記載されているそうです。

その後、ごまは古代エジプトから北上して広がり、地中海を超え、古代ギリシアまで伝わっていったとされています。

医学の父と呼ばれるヒポクラテスの書の中に、下記のような健康法があることを考えると、2500年ほど前のギリシアでは、薬効を持つ食材だと考えられていたことが理解できます。

Fat people who wish to become thin should always fast when they undertake exertion, and take their food while they are panting and before they have cooled, drinking beforehand diluted wine that is not very cold. Their meats should be seasoned with sesame, sweet spices, and things of that sort. Let them also be rich. For so the appetite will be satisfied with a minimum. They should take only one full meal a day, refrain from bathing, lie on a hard bed, and walk lightly clad as much as is possible. Thin people who wish to become fat should do the opposite of these things, and in particular they should never undertake exertion when fasting

(拙訳) 太っている人は、激しい運動は常に空腹時に行うこと、食事は身体が冷える前、鼓動が早い時に済ませること。食事の前には、冷えていないワインを薄めて飲むのがよい。食事は、ごまや甘い調味料をたっぷり用いること。そうすれば最小の量で食欲が満たされる。一日一食とし、入浴をせず、堅いベッドに寝るようにし、できるだけ薄着で良く歩くこと。痩せた人は、逆のことを実践するとよい。特に空腹時は激しく運動をしないこと。

シルクロードを経て、インドや中国に伝わる

ギリシア北方の大国・マケドニアのアレクサンドロス大王が行った東方遠征で、東西貿易が促進され、ごまはシルクロードを渡って一気にインドや中国に広がったとされています。

ご存知の通り、インドの健康法「アーユルヴェーダ」では、薬剤としてごま油が用いられます。食用以外の方法にも使えるごま油の万能さには、感心するばかりですね。

一方、中国でもごまが特効薬として珍重されていたことが判る文献があります。
中国最古の薬物書と言われる「神農本草経」には、不老長寿の薬効があると記され、宋の時代の医薬学書「経史証類大観本草」では、よろずの病を治すものとして、練ごまと蜂蜜を混ぜて丸めた「精神丸(せいしんがん)」という薬が紹介されています。

ごま消費量世界一の国・韓国

韓国は一人あたりのごま消費量が世界一の国としても知られています。

ごま油はもとより、白胡麻、黒胡麻、すり胡麻、練り胡麻など、料理にあわせて数種類が家庭に常備されているようで、医食同源・薬膳的な趣向の強い韓国食文化ならではと言えるかもしれません。

日本では、精進料理として広まった

縄文時代にはすでにごまが伝来していたことが判る文献があるそうですが、より一般的に食用文化が広がったのは、仏教伝来の折。

殺生を慎むことに重きを置いた日本では、精進料理が広まりました。特に隠元禅師を開祖とする黄檗宗(おうばくしゅう)では、精進料理の中でも「普茶料理(ふちゃりょうり)」という、本宗の開祖隠元禅師が中国から伝えた食事をしています。普茶料理の中には、ごま油を用いた揚げ物など、食べごたえや満足感のあるメニューが存在するのが特徴です。

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・五色に彩られた華やかな京懐石普茶料理に舌鼓

世界各国、ごまの食べ方あれこれ

地域によって食べ方のバラエティは様々です。
中東であれば、練ごまとして豆と一緒にペースト状にした食べ物「フムス」や、ハーブとごまを用いて作った調味料「ザーター」、ナッツ類や砂糖と油脂を固めたお菓子「ハルヴァ」など、お食事にもおやつにも用いられています。

日本を始めとするアジアでは、スイーツ仕立てのメニューもたくさん存在します。擦り潰したごまを砂糖とあわせて餡を作り、饅頭やお餅とあわせたりメニューは和菓子としても人気ですし、日本料理の天麩羅では、揚げ油としてごま油が欠かせません。

ごまの栄養をしっかり摂るオススメの食べ方は?

ごまの栄養分は硬い外皮の内側にあります。つまり、そのまま食べても消化器官を通過して、栄養もろとも排泄されてしまう可能性が高いと言えます。食感の良さもごまの美味しさの一つですが、栄養の観点から言うと、すりごまや練ごまにし、外皮を壊した状態のほうがオススメです。

ただし、すりごまや練ごまの場合でもスイーツなどに仕立てたものは、糖質(炭水化物・糖類)などが過剰摂取にならないように気をつけてお召し上がりください。

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ご愛飲者の声

ごまのおかげかなんとなく若々しくなった気が(40代 女性)

1か月モニター試飲したところ、お通じが良くなって肌の調子も良くなった気がします。ごまの栄養のおかげか若々しさもあるかも?味も良いので少し続けてみようかと思います。

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