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「ニート(NEAT)」を意識して、代謝アップ!

もっと見るタグ: NEAT, ウォーキング, サルコペニア, 健康雑学, 肥満, 運動, 非運動性身体活動

かつては同じくらいの体型だった同じ世代の友人も、年を重ねてみると一方は肥満気味、もう一方は細身で若々しい……。こんな違いが出てくることもありますよね。運動習慣に大きな違いもなく、食べている量や質が大きく異なるわけでもないのに、どうして?と疑問を感じたら、ご自身の「ニート(NEAT)」に注目してみると良いかもしれません。

ニートとは、非運動性身体活動(NEAT:Non-Exercise Activity Thermogenesisの頭文字を取った略称)によるエネルギー消費を意味しています。非運動性とは、家事や日動動作としての立ったり座ったり、階段の上り下りの他、会社での仕事など、日常の運動とは言えない活動の中で産まれるエネルギー代謝全般を指します。

アメリカのメイヨー・クリニックの研究によると、痩せ型の人と肥満気味の人のニート(NEAT)を比較した時、肥満気味の人のほうが2.5時間も座っている時間が長く、そのエネルギー消費量の差は350kcal/1日に相当。この消費量の差を身近なもので例えると、ポテトチップス1袋、あるいはショートケーキ1個程度。毎日、このエネルギー量を余分に蓄えているというのは驚愕の事実ですね。

デスクワークが多いビジネスマンは、エレベーター・エスカレーターを使わず階段を昇り降りしたりするだけでも、少し違いが出てくるはず。 また、通勤時間を利用して、ウォーキングの時間を少し伸ばすのも有効です。

家庭では、テレビを見る時間は軽い運動をしながら観るなど、日常の中に「ちょっと無駄」な動きを取り入れて、無理なく続けられるような工夫をすると良いでしょう。

小さな運動も、ちりも積もれば山となります。「ニート(NEAT)」を意識することが、健康への近道と考え、ぜひ実践してみてください。

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