高血圧は別名「サイレントキラー（静かなる殺人者）」と呼ばれていることをご存知でしょうか。自覚症状も無く進行し、命を危険にさらす原因になりかねない、高血圧の怖さをよく表した言葉です。

遺伝的な先天性のものを除けば、高血圧は塩分の摂り過ぎ、過食や飲酒など生活習慣が主な原因と考えられています。特にメタボや肥満が気になる方は高血圧のリスクも上がりやすいため、日々の食生活の改善が重要です。

高血圧の予防・改善には、減塩が効果的と言われています。食事の調理には出汁やお酢、スパイスなどを上手く使い減塩の工夫をする。また過剰に摂取したナトリウムを排泄する働きのあるカリウムを含む、ほうれん草や小松菜、ブロッコリーなどを上手に取り入れると良いでしょう。

特に、ほうれん草に含まれるβ-カロテンには、抗酸化作用や動脈硬化を防ぐ効果があると言われ、その他ビタミンC、ビタミンB1・B2、カルシウムなど、現代人に不足しがちな栄養素も含んでいます。肥満や高血圧が気になる方は、日々のお食事にぜひ取り入れてみてください。