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フードファディズムに踊らされない!食情報の正しい読み解き方

もっと見るタグ: QOL, バランス, フードファディズム, 健康雑学, 栄養

テレビや雑誌で「◎◎◎が健康にいい!」という情報が流れると、スーパーの棚から一気にその商品が無くなり、またニュースになる……。このような珍現象は、私たちの身近でもよく起こっていますよね。

メディアの食情報に熱狂しすぎる状態のこと「フードファディズム(food faddism)」といいます。この現象は、私たちが健康的に日常生活を送りたいと願う気持ちと、手っ取り早く健康になりたいという思いが相互に作用し、刹那的な熱狂が引き起こされてしまうためと考えられており、食の専門家の間でも問題視されています。

食事は健康な身体を作る源です。しかし健康であるためには、必要な栄養をバランスよく、過不足なく摂取すること、そして日々継続することが大原則。つまり「ある一つの健康食材」や「単一の優秀な栄養素」だけをどれだけ多く摂取したとしても、バランスを欠いた状態では、健康に近づくことはおろか、かえって体調を崩しかねない場合も考えられます。

では、健康を損ねるような偏執的な食行動を招かぬよう、私たちが心得ておくべきことは一体何かを考えてみましょう。

食と健康に関する正しい知識を身につける

フードファディズムに踊らされない唯一の解決策は、食と健康に関するしっかりとした知識を身につけることです。

厚生労働省が公開している「日本人の食事摂取基準」に、まず目を通してみましょう。あるいは信頼できる出典元の情報であるか否かなど、情報に触れた時の対応として、合理的な判断基準を持つことも有効です。まずは自身のライフステージにあった栄養の摂り方をしっかりと理解し、生活に取り入れることが重要です。

また、メディアの流行的な情報を盲信せず、客観的に判断しましょう。
医療同様、科学的根拠(evidence-based)から判断をする必要があります。その食品や栄養素が持つ効能は、どういう条件下で検証されているか、扇動的な表現はないか等を、冷静にチェックする習慣をつけるとよいですよ。

10年先の健康を考えた食生活を

本来、健康とは一朝一夕で実現するものではありません。真の健康力を高めるためには、日常生活の中で手軽に実践できること、美味しく楽しく続けられること、そして将来の健康の礎となることが重要です。

さらには、食事だけでなく、心と身体の調和を基礎に、バランスを整えてゆくことも大切。巷にあふれる食情報から正しく取捨選択し、あせらず・じっくり、“食事・身体・心”のリバランス!を心がけてゆきましょう。

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